sareluo’s diary ー 脚下照顧

これは私が精神を病み休職してから立ち直るまでを記したブログ

なぜ私が休職するに至ったか(後編)

適応障害

さて、前編の続きを始めようと思う。

 

私は年休を取得した後、

「とにかく誰かに話を聞いてもらいたい」

という一心で、心理カウンセリングの予約を入れた。

 

さらに、上司に状況を説明したところ、

会社が契約している産業医と面談をすることになったのである。

 

そして、2人の人間に診てもらい一番最初に挙がった病名が

 

適応障害

 

であった。

 

適応障害とは、非常に簡単に説明すると

「環境に適応できず溜まったストレスによって慢性的に体調が悪くなる病気」

である。

 

あなたも新しい環境で過ごさなくてはならなくなった後、

自宅に帰ったときにいつもより疲れが溜まる感覚がないだろうか。

 

これは、環境の変化にすぐ対応できるように交感神経が活発になり、

その環境にいる間常に緊張状態を保っているため、

普段よりも体力を消費してしまうために起こる現象である。

 

通常は環境に慣れる、つまり適応することで体の力の抜き方を覚え、

無駄に疲れを溜めることがなくなる。

 

しかし、環境の何らかの要因によって慣れることがなく、

常に緊張状態を保ってしまうこともあり、

その結果頭痛、吐き気、便秘、下痢、めまいなどを引き起こすことがある。

これが適応障害の状態である。

 

実は後出し情報で申し訳ないのだが、

私はこの4月から客先に駐在するという環境の大きな変化が起こっていた。

そして上記のような症状が仕事場へ行くと

強く発生するようになっていたのである。

 

そのため、

「客先での仕事という環境が強いストレスを与えてしまったために、

 常に交感神経が活発になってしまっていることから起因した適応障害だろう」

と診断され、

神経を落ち着かせるための投薬と無理をしない程度に出退勤時間を操作することで

治療と勤務を同時並行させる方針で動くことになったのである。

 

突然の衝動

その後、私は遅刻と早退を繰り返しながらも

何とか毎日出勤することができていた。

確か3週間ほどできていたと思う。

その中で上司と相談し、

駐在を止め自社に帰ってくるよう調整をしてもらうことになり、

8月中には戻ってこれることになっていた。

 

私自身、年休を取得した日からできるだけリラックスできる環境を

整えるように尽力し、

だいぶ回復したように感じていた。

 

そんな中のある週の月曜日。

 

朝目覚めた私は、とてつもなく大きな衝動に駆られた。

 

それはまるで、幼い子供が母親のぬくもりを求めるような感覚。

 

誰かに抱きしめてもらいたい

 

誰かにそばに居てほしい

 

心に穴が開き、それを埋めてほしいと求める衝動。

 

涙が止まらず、何をどうしたらよいのか全く分からない。

 

そんな状態がどれくらい続いたのか、私はもう覚えていない。

 

ただ、何とか会社に連絡し産業医との面談を経て、

私は1ヶ月の休職をすることとなった。

 

それは今まで経験してきたどんな事柄よりも衝撃的で、

どうすることもできなかった初めての事態であった。

 

経緯説明の完了

以上で私が休職に至った経緯の説明を終了とする。

 

これ以降の記事だが、

もう時系列は無視してその日自分に起こったこと・思ったことを

書いていこうと思う。

 

時系列式に書いていくと記事が追い付かないため、

自分が本当に書きたいことが書けなさそうだと感じたためである。

 

今後書いていく内容は、このブログの目的である

「私とはどういう人間か」を見直すための内容となる予定である。

 

もしかすると気まぐれで

全く関係ない楽しい話題を書くこともあるかもしれないが、

そうなったらそうなったで順調に回復していることを喜んでほしい。

 

では、本日はこれにて。