sareluo’s diary ー 脚下照顧

これは私が精神を病み休職してから立ち直るまでを記したブログ

精神科に行ってきた・その3

復職の許可が出た

 

今日また精神科に行き、先週起こった事象と復職について相談してみた。

 

体調としてはもうほとんど良くなっていること。

ただトラウマ的に残っている傷があること。

でも会社でできそうな仕事を用意してくれているので復職したいこと。

 

すると、先生はあっさり「いいですよ」と許可を出してくれた。

 

「自分で復職できるって自信を持てているのならそのタイミングで

 問題ないと思います。

 突発的に体調が悪くなるのは良くあることですが、

 それも時間がたてば良くなると思うので

 一時的に気持ちを落ち着かせるとんぷく薬を出しておきます」

 

先生はそのように話し、さらっと薬を出してくれた。

 

簡単に許可が出てしまったが、

やはり精神の病という関係上「完全回復」を診断することは難しいのだろう。

 

それに、自分でも思っていたが、

普段の生活に関わりのない部分にトラウマがある場合

回復をすること自体が難しい。

 

回復するためにはその場面に合ってみて耐性を少しずつつけるしかないからだ。

 

そのような訓練を行っていない場合一見して回復している様子なのは

ただ単にトラウマを逃避しているだけなのだ。

 

だからその状況に陥ったときに自分がどんな対応を取るのか、

もしくは取れないのかによって治療の方針が決まるのだろう。

 

そこで問題ない対応がとれていれば、つまり病気ではないのだから。

 

結果論になってしまうが、そうでないと分からないのだ。

 

そして私の場合、闘病生活の中で対人関係の訓練を行ってはいない。

せいぜい家族とカウンセラーの方と話すぐらいだ。

 

だから、実際に仕事場に行ってたくさん人がいる中で

問題なくコミュニケーションを取ることができるかどうかは

まだ分からない。

 

コミュニケーションにはトラウマがあり、

自己開示がまだうまくいかないということは分かっている。

 

しかし、たくさん体験してみなければよりトラウマのこと、

つまり自分のことを良く知ることができない。

 

自分が何に恐怖しているのか。

自分がどんな時に戸惑い冷静でいられなくなるのか。

 

今まで見て見ぬふりをしてきた部分を観察し自分を知るために、

復職をしてみたいと思う。

 

また、今度は自分の趣味に向けた貯金を行っていきたいと思う。

 

音楽を自由にできる賃貸へ引っ越しをするために、

お金を貯めるのだ。

 

正直今でもその資金はあるが、

「病気」中なのに自分の趣味のために引っ越しをするというのは

ちょっと違う気がする。

またその後が続かなくなってしまう。

 

だからまずは「健康」な生活に戻る。

誰にも文句を言わせない状態に戻る。

そして今まで我慢してきたお酒や趣味を存分に楽しむのだ。

 

「病気」の生活は意外と不自由が多く、

「健康」になってきたはずなのに

生活のせいでまた「病気」に戻ってしまいそうだ。

 

だから、復職は自分が健康になるための一歩なのだ。

 

というわけで、めでたく復職の許可もでたので

明日の産業医面談でそのことを話して来ようと思う。

 

少し怖い気もするが、虎穴に入らざれば虎子を得ず、とも言う。

それに今まで休んでいたことも、これから復職することも

悪いことでは一切ないのだから。

 

落ち着いて、ゆっくり自分のペースを見極めていきたいと思う。

 

(ちなみに、今の気持ちは「何の憂いもなくお酒を飲みたい」だ。

 この休職期間で自分が思ったよりお酒好きだということを理解できた)