sareluo’s diary ー 脚下照顧

これは私が精神を病み休職してから立ち直るまでを記したブログ

家族への説明 兄弟編

恐らく唯一相談できる肉親

自分の家族を信頼しているか、という意味では

私は自信を持って「信頼している」と答えることができる。

 

しかし、今回の件について相談できる人は誰かと言えば、

残念ながら兄以外に思いつく人間はいなかった。

 

兄なら相談できる理由は、

「良い意味で重苦しい雰囲気にならず

 相談内容を風潮したりすることがないから」。

 

兄と私の関係はとてつもなく良好と言えるだろう。

性格や思考は真逆なのだが、何しろ笑いのツボが同じなのだ。

 

私が「面白い」と思ったものの80%は兄も思わず噴き出してしまう。

兄が言った冗談はほぼ100%の確率で私のドツボにはまる。

 

それは「趣味が同じ」とかよりもよほど仲の良い大きな要因だと言える。

 

そんな私たちだが、実家以外で会ったことは今まで一度もなかった。

趣味が違い好きな過ごし方も異なるためである。

(ちなみに兄が究極のアウトドア派で、弟の私が究極のインドア派)

 

しかし、今回は笑いのツボが同じ――――

つまり、似た感性を持つ兄になら話を聞いてもらって

自分が満足できるだろうと考えた。

 

最大の原因候補である両親

そして両親に相談できない理由は、

「両親から受けたダメージが症状の原因である可能性が高いから」。

 

私の両親は決定的に悪い面がそれぞれ存在する。

 

父はとにかく自己中心的。母は非常に卑屈なのである。

 

特に父から受けたダメージは非常に大きい。

父は機械いじりが大好きで、家業の都合上良く私たち兄弟は

メンテナンスなどに手伝わされることが多かった。

 

であるのに、父は私たちにメンテナンスの知識がないことや

手際の悪さに対しとにかく怒る。

こちらが善意で手伝っているのに、「なぜできないのか」と怒る。

 

挙句の果てに、

「状況から次に必要な作業に向けた準備を前もってやらなきゃダメだ」

などと、

小学生に対してどんだけ高度な要求をしているのかと

今考えると呆れて言葉がでないことも言われていた。

 

ちなみに、心理カウンセラーにこのことを話したところ、

「必要な作業って、それあなた(父)が考える次の作業ってことよね?

 そんなの分かるわけないじゃない!

 あと、状況判断からマネジメントを行う能力は20代後半にならないと

 脳でその機能が発達しないの。

 だから小学生にそんなことできるわけがないの」

と言われた。

前半は全くその通りであり、

後半は初耳の上あまりの衝撃で頭が真っ白になってしまった。

 

なぜかと言えば、それを言われた私は小・中・高・大学生の全てで

その教えを守ろうと躍起になっていたからである。

 

なぜ周りから大人っぽく見られるのかがこのときやっと分かった。

大人でないとできないことを子供がやろうとしてるんだから、

そりゃ大人っぽく見られるはずだ。

 

そしてそんな子供に行うものではない教育が

今の私の心を大いに捻じ曲げ傷つけ続けている可能性が高いのは確かである。

 

兄に父のことを聞くと、こう答えた。

「家を出る前までは特に何も思っていなかった。

 だが、今だと何かの精神修行を受けているように感じる」

 

とはいえ親と触れ合える少ない場でもあるわけなので、

仕方なく、本当に仕方なく我慢して手伝いをしているのだとか。

(精神修行という言葉に兄弟二人して笑ったことは言うまでもない)

 

しかし、これで兄も同じことを感じていて、

私が思っていたことに共感してもらえたことは

得たものとして非常に大きいものだった。

 

初めて医療関係以外の肉親で自分の現状を知ってもらうことができた、と

昨日はスキップしたくなるくらいに心がウキウキしていた。

 

だが、今日になって非常に疲れが出たことを考えると、

やはり今まで出してこなかった自分の心の内をさらけ出すというのは

負担が想定より大きかったようだ。

(上では書かなかったが、

 父のことを話しているとき私は思わず涙が出てしまったので、

 「ようだ」ではなく間違いなく「大きかった」のだ。

 こういうことは後で気づくものだなぁ)

 

しかし、大きな目標を達成できたことで私は今非常に気分が良いのである。

 

 

 

なのだが、私が注文した本が昨日到着予定で今日になってもまだ届かないことに

気分が悪くなり、実質プラスマイナス0なのであった。